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肌にも髪にも優しい入浴法

お風呂でお肌のケアを行う方も多いのではないでしょうか
                      入浴法も間違った方法では逆効果になることがあります
・美肌のためには長風呂はNG
美容に熱心な女性が美肌のために長風呂をする話を時々耳にしますが
                      実際に医学的にはどのような影響があるのでしょうか?
美肌のためには長風呂はNGの理由、それは皮膚の構造と保湿成分セラミドにあります
皮膚は表皮と真皮の2層になっていて、その薄さはわずか2mm
特に表皮の一番表面の角層と言われる部分はわずか0.02mmですが
        角質細胞が何重にも積み重なっている構造になっていて
                   セラミドなどの「角質細胞間脂質」がその隙間を埋めています
この角層がバリアとなって、体の外の有害な物質が体の中に入り込まないようになっています
この角層は20~30%程度の水分を含んでいますが
                        これはセラミドが保湿成分として働いているためです
長風呂をすると、皮膚表面の皮脂やこのセラミドが流失するのです
皮脂やセラミドが流失すると、角層が水を保つことができなくなり
                           さらには肌の内部の水分まで失うこととなります
結果として、うるおい肌どころか、逆に乾燥肌になってしまう可能性があります

・お風呂でのうるおいもすぐ逆戻り?
お風呂上がりには、適切なケアをしないと
                  皮膚の水分量が入浴前よりも減る、という研究結果があります
もちろん、入浴直後は皮膚水分量がぐっと増え、しっとりした感じになるのですが
            それは一時的な変化で、10分もすると入浴前と同じレベルまで戻ります
さらに入浴後30分もすると入浴前よりも水分量が少なくなるのです
肌のうるおいのために、ということで行っていた入浴も
                        うるおうのは入浴直後の一時的なものということです

・本当の「お肌に優しい入浴法」とは?
以上のようなことを考えると、お肌に優しい入浴法としては・・・
「38~40℃」 「長くても15分程度で上がること」
        もっと熱いお湯を好まれる方もいるかもしれませんが、それはお勧めできません
42℃以上の熱い湯では、ヒスタミンというかゆみの原因物質ができたり
       皮膚のバリア構造に変化をきたし、肌に悪い影響を与える可能性があるからです
保湿成分を含む入浴剤を用いることも対策の1つです
このような入浴剤を使うことで
            入浴後の皮膚水分量の減少を抑えることができるという研究があります

お風呂上がりはセラミドなどの保湿成分を含む美容液で素早くケアすることも大切です
お風呂を出て10分で皮膚水分量が入浴前に戻るのですから
            うるおいを保つ意味では10分以内にケアするのが1つの目安になります
お風呂には肌の汚れをおとし、血流を良くするなど、メリットもいっぱいありますが
                                  過ぎたるは及ばざるがごとし、です
何事もやりすぎは禁物 お肌に優しい適度な正しい入浴を心掛けましょう


髪を傷めない洗い方&乾かし方
・髪の毛はどんな構造になっている?
1 本の髪は皮膚と似ていて、3層構造になっています
髪の外側はキューティクルという硬いタンパク質で覆われ
                 半透明でうろこ状のものが何枚か重なった構造になっています
髪のツヤや良い感触を出しているのは18-メチルエイコサン酸(MEA)という脂肪で
          キューティクルを保護する成分なのですが、摩擦により失われてしまいます

髪の毛の80%以上の大半を占めるコルテックスは、繊維状のタンパク質と
 水分、脂質、メラニンという色素が含まれており、髪の柔軟性、太さ、色に影響を与えます
髪の中心はメデュラという軟かいタンパク質です
さまざまな刺激で空洞になりやすく
                   空洞になると、髪が白っぽく色あせて見えることになります

「髪に優しい洗い方」
どんなに髪を上手に乾かしても、不適切な髪の洗い方で
                 キューティクルを傷つけてしまうと無駄になってしまうのです
シャンプーでは、地肌と髪を清潔にするように意識し
                    耳の上、耳の後ろから襟足もしっかり洗うようにします
なかでも特に大事なのは、優しく洗うことです
髪が長い場合は、濡れると絡みやすくなり、そのままシャンプーすると
髪にダメージがありますので、まずは目の粗いクシやブラシ
                              手ぐしで、もつれないようにほぐします

髪と地肌をしっかりと濡らして、シャンプーの泡立ちをよくし
                             髪を傷めずに地肌を全体的に洗います
基本的には泡で洗いますので、泡立てておきます
地肌は指の腹で洗います マッサージをするように地肌全体に行いましょう
場合によっては、地肌ブラシを使ってもいいかもしれません
             また、すすぎを十分に行い、シャンプーが残らないようにしましょう
耳の後ろ、襟足、耳の上、生え際に残りやすいので、念入りにすすぎます
コンディショナーやトリートメントを適量手に取り、毛先から髪全体になじませ
                                    その後、十分にすすぎます
髪になじませた後、しばらくおくとさらに効果的です

「自然乾燥はNG 速やかに乾かそう」
髪の毛もスキンケアと同じで、一番外側のケアが大切
                    キューティクルをしっかりと守ることが重要になってきます
キューティクルは水分に弱く、MEAも摩擦に弱いです
したがって、濡れている髪の毛はキューティクルがはがれやすい状態になっています
自然乾燥は濡れている時間が長いので傷みやすいため、NGといえます
また、頭皮にとっても濡れていると体温が下がるために
                            血行が悪くなり、髪の毛にもよくありません
さらに、湿度によって細菌やカビが繁殖しやすくなり、臭いや湿疹の原因になります
そのため、速やかに髪の毛を乾かす必要があるのです

・髪の毛の乾かし方
シャンプー、リンスをした後はなるべく早く乾かしましょう
「正しい髪の乾かし方」
・タオルで軽く叩くように水分を吸収させる ・地肌を中心にタオルドライをする
・髪同士はこすらないようにする ・数分間、タオルをかぶるのも1つの方法
・髪が長い場合は、髪の根本、真ん中、毛先と乾かしていく

タオルである程度乾きますが、ドライヤーも効果的に使用しましょう
「ドライヤーの使い方」
・温風を使用するときには、髪から20cmくらいは離して使用する
・短時間に全体に風が当たるように動かす ・1ヵ所にばかり当たらないようにする
・根元まで乾くように当てる

しっかりと洗った後には、しっかりと早く乾燥させることが
                            髪の毛にとっていい乾かし方になります


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