SSブログ

ブラジャーの意外な歴史

なぜブラジャーは、見えづらい「後ろ」にホックがあるの?
意外な歴史がわかった 90年代に生まれた、ある概念
    どうして、ブラジャーのホックは後ろにあるものが多いんでしょうか?

背中にホックがあると、目視できません
普通に考えてフロントにホックがあったほうが留めやすい気がしませんか?

1978年に発売されたフロントホックブラは大流行します
ホックが背中にないため、後ろ姿に凹凸が生まれないフロントホックブラは
    Tシャツやタンクトップを着るときに目立たないと話題になったそうです

便利そうなのに、今はどうして「後ろ」がメインストリームになったのでしょうか
ワコールによると(ちなみに、ワコールは
       戦後の日本にブラジャーの概念を普及させた会社でもあります)
胸をキレイに見せるために「後ろ留め」が技術的にベター
                    ホックの数が多いほど、安定感が増します
まず構造から
ブラジャーは大きく分けて2つのサイズから成り立っていて
  最も位置が高い場所をトップ、胸を支える下の部分をアンダーと呼びます
ブラジャーのホックはアンダーバストの調整のために使われていて
                2〜3段階でサイズ変更できるものがほとんどです
例えば、「65」のタイプのものは
 アンダーバストが「62.5cm〜67.5cm」の人がつけられるようになっています
後ろと同じ形状のホックを前につけることは難しく
前留めのタイプは「フロントホック」ならではの別の形状をしたホックを用いており
                        サイズ調整はできないものが多いです

フロントホックは胸が広がりやすい
今使われているフロントホックでアンダーバストの締め付けを緩めようとすると
          胸そのものの支えも一緒に緩んでサイドに流れてしまうのです
寄せるためのブラジャーなのに、2つの胸が引き離されて不格好に……

「谷間」は、90年代に生まれた概念
今ではすっかりおなじみになった「胸の谷間」という言葉は、90年代に登場しました
80年代後半からのボディコンブームに合わせる形で、女性の中に
            胸を大きく強調させたいというニーズが広がっていったそうです

「フロントホックブラ」が大ブームとなった70年代・80年代までは
      バストを寄せたり上げたり、大きく強調させて見せたいというような
            ニーズは低かったため、「前留め」の利便性や
                    見た目の美しさの方が重視されたと思われます
しかし、90年以降はブラジャーの機能として
      「寄せる」「上げる」「大きく見せる」などの要素が求められ
    その機能を重視すると後ろホックのデザインの方が、好まれ
                         選ばれるケースが高くなったと言えます

後ろホックの方が谷間を作りやすい
日本人女性の身体は、進化している
やや古いものの、ワコールは1960年代と70年代生まれの
               20代女性のボディサイズの比較データを公開しています

60年代生まれはCカップ以上の人は13%しかいなかったのに対し
   70年代生まれは21%にまで上昇 さらに、全体はこのように変化しています

・身長の伸びが止まった。痩せている人が増えた
・(バスト、ウエストなど)全身のほとんどの周径値が小さくなった
・ヒップのサイズは減らず、ウエストのくびれが大きくなった
・バストの位置が高くなった
・胴体は細めだがバストの大きい人が増えた

昭和から平成へと時代が進むにつれ、女性の身体も変わり
          それに合わせるように下着に対するニーズも変わっていきました
前留めの「便利さ」や「目立たなさ」から、後ろ留めの「寄せて上げて大きく」へと
ブラジャーはそっと力を貸しているのです 女性の「理想の体」のために

共通テーマ:美容

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。